OWNED MEDIA総合経営MAGAZINE

コラム

値決めと経営

  最近スーパーをはじめ様々な場所で値上げを実感するようになってきました。飲料や加工食品、物流費や人件費と挙げればきりがないほど物価が高騰しています。
 
  ビジネスにおいても企業努力では吸収出来ないほどの状況になってきており値段の見直しを検討する経営者も多いのではないでしょうか?
 
  『値決めは経営である』、京セラ創業者の稲盛和夫さんは値決めについてこのように語っておらます。(以下、京セラ公式HPより)
 
  “経営の死命を制するのは値決めです。値決めにあたっては、利幅を少なくして大量に売るのか、それとも少量であっても利幅を多くとるのか、その価格設定は無段階でいくらでもあると言えます。
どれほどの利幅を取ったときに、どれだけの量が売れるのか、またどれだけの利益が出るのかということを予測するのは非常に難しいことですが、自分の製品の価値を正確に認識した上で、量と利幅との積が極大値になる一点を求めることです”
 
  値決めって難しいですよね。
  稲盛さんのような経営者が『難しい』と言っているのですから当たり前といえばそうですが・・・
 
  ではどうすればいいか?
  正解を見つけるのがなかなか難しいのですが、アメリカのマーケティングコンサルタントであるダンケ・ネディという方の著書『世界一ずる賢い価格戦略』のなかでいくつか参考になる戦略が述べられているのでまた次回ご紹介しますね。